側頭部に白髪が多いのはなぜ?現代医学と東洋医学から考える原因と鍼灸でできること

「こめかみのあたりに白髪が増えてきた」

「頭頂部より、側頭部の白髪が目立つ」

「耳の上だけ白髪が多いのは、何か理由があるの?」

このようなお悩みを感じる方は少なくありません。

白髪は加齢や遺伝の影響が大きいと考えられていますが、実際には生活習慣、ストレス、栄養状態、睡眠、自律神経の乱れなど、さまざまな要因が関係することがあります。

今回は、側頭部に白髪が多い理由を、現代医学と東洋医学の両方の観点から解説し、鍼灸治療でできることについて、上尾市の上尾ゆうしん治療院が解説します。

目次

白髪はなぜ生えるのか?

髪の毛の色は、毛根にあるメラノサイトという色素細胞が作るメラニン色素によって決まります。

メラノサイトの働きが弱くなったり、色素を作る力が低下したりすると、髪に十分な色がつかず、白髪として生えてきます。

白髪の主な要因としては、

・加齢
・遺伝
・酸化ストレス
・栄養状態
・生活習慣
・ホルモンバランス
・ストレス
・睡眠不足

などが考えられます。

ただし、「側頭部に白髪が多い=特定の病気」と決めつけることはできません。

現代医学から考える側頭部に白髪が多い理由

① 加齢と遺伝の影響

白髪の最も大きな要因は、加齢と遺伝です。

親や祖父母に白髪が多い場合、同じような場所に白髪が出やすい傾向が見られることがあります。

「父親もこめかみから白くなった」
「母親も耳の上の白髪が多い」

このような場合は、遺伝的な影響が関係している可能性があります。

② 側頭部は自分でも目につきやすい

側頭部は、鏡を見たときに比較的気づきやすい場所です。

髪を結ぶ方、耳に髪をかける方、短髪の方では、側頭部の白髪が特に目立ちやすくなります。

実際には全体的に白髪が増えていても、見え方として側頭部に多く感じることもあります。

③ ストレスや自律神経との関係

側頭部には、こめかみ、耳の周囲、側頭筋などがあります。

食いしばり、歯ぎしり、緊張、ストレスが強い方では、こめかみや側頭部の筋肉が硬くなりやすい傾向があります。

現代医学的には、ストレスだけで白髪の場所を正確に決めることはできません。

しかし、強いストレスや睡眠不足は、身体全体の酸化ストレスや自律神経の乱れに関係するため、白髪や髪の状態を考えるうえで無視できない要素です。

④ 酸化ストレス

白髪の発生には、毛包内の酸化ストレスが関係すると考えられています。

酸化ストレスとは、身体の中で発生する活性酸素と、それを処理する抗酸化力のバランスが崩れた状態です。

睡眠不足、喫煙、過労、偏った食生活、紫外線、精神的ストレスなどは、酸化ストレスに関係します。

側頭部だけに限った話ではありませんが、白髪が増えやすい背景の一つとして考えられます。

⑤ 栄養状態の影響

髪の健康には、タンパク質、鉄、亜鉛、銅、ビタミンB群など、さまざまな栄養素が関係します。

急激に白髪が増えた場合や、抜け毛、疲労感、めまい、動悸、体重変化などがある場合は、栄養不足や甲状腺機能などを医療機関で確認することも大切です。

ただし、特定の栄養素だけを摂れば白髪が黒く戻る、という単純なものではありません。

東洋医学では側頭部の白髪をどう考える?

東洋医学では、白髪を「頭皮だけの問題」とは考えません。

髪は身体全体の状態を映すものと考えます。

有名な考え方に、

髪は血の余り

というものがあります。

これは、髪の健康には「血」の充実が関係しているという考え方です。

ここでいう血は、現代医学の血液だけではなく、身体を養い、潤す働きを含んだ東洋医学独自の概念です。

側頭部は東洋医学ではどこと関係する?

東洋医学では、身体には経絡という気血の通り道があると考えます。

側頭部は、特に胆経と関係が深い場所とされています。

胆経は、頭の側面、耳の周囲、首、肩、体側、足の外側へと流れる経絡です。

そのため、側頭部の白髪やこめかみの緊張、頭痛、耳の周囲の不調、首肩こりなどがある場合、東洋医学では胆経の流れや全身の状態を確認します。

東洋医学的に考える側頭部の白髪タイプ

① 肝胆の巡りが乱れているタイプ

東洋医学では、ストレスや緊張が続くと「肝」の働きや気の巡りが乱れやすいと考えます。

肝と胆は関係が深く、側頭部やこめかみ、首肩の緊張とも関連づけて考えます。

このタイプでは、

・こめかみが張る
・側頭部の頭痛がある
・目が疲れやすい
・イライラしやすい
・食いしばりがある
・首や肩がこる
・眠りが浅い

などが見られることがあります。

② 血が不足して髪を養えないタイプ

東洋医学では、血が不足した状態を血虚と考えます。

血虚では、髪に十分な栄養が届きにくい状態として、

・白髪が増える
・髪がパサつく
・抜け毛が気になる
・爪が割れやすい
・目が疲れる
・めまいがある
・眠りが浅い

などが出やすいと考えます。

③ 腎の衰えが関係するタイプ

東洋医学では、腎は老化、成長、生殖、髪の状態と深く関係すると考えます。

年齢とともに白髪が増える、髪が細くなる、抜け毛が増える場合には、腎の状態も確認します。

このタイプでは、

・白髪が増えた
・髪が細くなった
・足腰が弱い
・疲れが抜けにくい
・耳鳴りがある
・夜間トイレが増えた
・冷えやすい

などが見られることがあります。

④ ストレスで気が滞っているタイプ

強いストレスが続くと、東洋医学では気の巡りが滞ると考えます。

側頭部はストレスや緊張の影響が出やすい場所として考えることがあります。

このタイプでは、

・こめかみが硬い
・頭が重い
・ため息が多い
・胸や脇が張る
・胃腸の調子が乱れやすい
・寝ても疲れが取れない

などが見られることがあります。

側頭部の白髪に鍼灸治療は効果がある?

ここは大切な部分です。

鍼灸治療によって、白髪が必ず黒髪に戻ると断言することはできません。

すでに色素を作る働きが低下した毛包を、鍼灸だけで確実に元へ戻せるという十分な医学的根拠は、現在のところ確立されていません。

しかし、鍼灸では白髪だけを単独で見るのではなく、身体全体の状態を確認します。

鍼灸で期待できることは、

・首肩の緊張を和らげる
・側頭部やこめかみのこわばりを整える
・自律神経のバランスを整えるサポート
・睡眠の質を整えるサポート
・冷えや胃腸の不調への体質的なアプローチ
・ストレスによる身体の緊張を和らげる
・頭皮環境を整えるサポート

などです。

つまり、鍼灸の目的は、

白髪だけを直接変えることではなく、白髪が増えやすい背景にある身体の乱れを整えること

だと考えています。

側頭部だけに鍼をすればよいわけではありません

側頭部に白髪が多いからといって、側頭部だけに鍼をすればよいわけではありません。

同じ側頭部の白髪でも、

・ストレスが強い人
・睡眠不足の人
・首肩こりが強い人
・冷えが強い人
・胃腸が弱い人
・疲労が抜けない人
・年齢的な変化が強い人

では、身体の状態が異なります。

上尾ゆうしん治療院では、東洋医学的な体質を確認しながら、

・側頭部
・こめかみ
・首肩
・背中
・手足のツボ
・全身調整

などを組み合わせて施術を行います。

医療機関の受診が必要なケース

白髪の多くは、加齢や遺伝による自然な変化です。

しかし、次のような場合は、医療機関に相談することも大切です。

・短期間で急激に白髪が増えた
・抜け毛も急に増えた
・強い疲労感が続く
・動悸や息切れがある
・体重が急に増減した
・極端な食事制限をしている
・頭皮に赤み、かゆみ、痛みがある

栄養状態、甲状腺機能、皮膚疾患などが関係している場合もあります。

まとめ|側頭部の白髪は身体全体から考える

側頭部に白髪が多い理由を、一つの原因だけで説明することはできません。

現代医学では、

・加齢
・遺伝
・酸化ストレス
・栄養状態
・生活習慣
・睡眠不足
・ストレス

など、複数の要因が関係すると考えます。

東洋医学では、側頭部を胆経との関係から考え、さらに肝胆の巡り、血虚、腎虚、気滞など身体全体の状態を確認します。

鍼灸治療は、白髪を必ず黒く戻す治療ではありません。

しかし、首肩の緊張、こめかみのこわばり、睡眠、自律神経、冷え、胃腸、ストレスなど、白髪の背景にある身体の不調を整えるサポートができます。

側頭部の白髪が気になる方は、頭皮だけでなく、身体全体の状態にも目を向けてみることが大切です。

他にも知りたい髪のお悩み情報

上尾市で鍼灸をお探しの方へ|上尾ゆうしん治療院

上尾ゆうしん治療院は、埼玉県上尾市、JR高崎線・上尾駅から徒歩4分の完全予約制の鍼灸院です。

当院では、症状がある部分だけではなく、身体全体の状態を確認しながら、一人ひとりの症状や体質に合わせた鍼灸施術を行っています。

肩こり、首こり、頭痛、自律神経に関連する不調、睡眠の悩み、慢性的な疲労、不妊鍼灸、美容鍼灸、YNSAなどに対応しています。

「側頭部の白髪が気になる」
「首肩こりやこめかみの張りが強い」
「ストレスや睡眠の乱れを感じている」
「身体全体を整えたい」

このようなお悩みがある方は、上尾ゆうしん治療院へご相談ください。

【院情報】

院名:上尾ゆうしん治療院
所在地:埼玉県上尾市
アクセス:JR高崎線 上尾駅から徒歩4分
診療形態:完全予約制
施術内容:一般鍼灸・不妊鍼灸・美容鍼灸・YNSAなど
対応地域:上尾市・桶川市・北本市・伊奈町・さいたま市・蓮田市など

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