腎臓を守る!人工透析の導入基準値と、透析を防ぐための鍼灸治療

日本では年々、人工透析を受ける方が増えています。
慢性腎臓病(CKD)は「静かな病気」と呼ばれ、自覚症状が出るころには腎機能がかなり低下していることも。
しかし、早期に生活習慣を見直し、適切なケアを行えば透析導入を防げる可能性があります。
今回は、人工透析の導入基準値と、それを防ぐための鍼灸治療についてわかりやすく解説します。


【目次】

  1. 人工透析とは?
  2. 透析導入の基準値(クレアチニン・eGFR)
  3. 腎不全を防ぐための生活習慣
  4. 鍼灸治療が腎機能に与える効果
  5. ゆうしん治療院で行う腎サポート治療

1️⃣ 人工透析とは

腎臓は血液をろ過し、老廃物や余分な水分を体外に排出する働きをしています。
この機能が失われると体内に毒素がたまり、命に関わる状態になります。
そのため、腎機能が著しく低下すると人工透析で代わりに血液を浄化する必要が出てきます。


2️⃣ 透析導入の基準値

腎臓の機能は「eGFR(推算糸球体濾過量)」や「クレアチニン値」で判断されます。

指標正常値透析導入の目安
eGFR90以上15未満(多くは10以下で導入)
クレアチニン男性:1.0 mg/dL以下
女性:0.8 mg/dL以下
7〜8 mg/dL以上が目安

これらに加えて、尿毒症症状(むくみ・吐き気・倦怠感)や血液中のカリウム上昇などが見られると、透析導入が検討されます。


3️⃣ 腎不全を防ぐための生活習慣

腎臓を守るためには以下のポイントが重要です。

  • 塩分を1日6g未満に抑える
  • 高血圧・糖尿病の管理
  • 水分をこまめにとる(医師の指導の範囲で)
  • 睡眠をしっかりとる
  • ストレスをためない

特にストレスや冷えは腎臓の血流を悪化させ、慢性的な疲労や代謝低下につながります。


4️⃣ 鍼灸治療が腎機能に与える効果

鍼灸は、腎臓そのものに直接アプローチするのではなく、腎の血流改善と自律神経の安定化を促します。

🔹 鍼灸で期待できる生理的効果

  • 腎臓の血流量の増加
  • 交感神経の過緊張を和らげる
  • 血圧・ホルモンバランスの安定
  • 代謝機能の向上(むくみ改善・体温上昇)

特に「腎兪(じんゆ)」や「志室(ししつ)」「太谿(たいけい)」などのツボは、古来より腎の機能を高める経穴として知られています。

実際、東洋医学的には「腎は生命の根」とされ、老化防止・ホルモン調整・免疫力強化にも関わります。


5️⃣ ゆうしん治療院で行う腎サポート鍼灸

当院では、腎臓の機能低下やむくみ、慢性疲労などの方に対して、
以下のようなアプローチを行っています。

🩶 治療の一例

  • 腎兪・志室・足三里への鍼刺激
     👉 腎血流と代謝の改善
  • 腹部の温灸(関元・気海)
     👉 冷えと自律神経の安定化
  • 全身調整(背部・足部)
     👉 体の巡りを整え、腎臓への負担を軽減

患者様からは「夜間のトイレ回数が減った」「むくみが軽くなった」「疲れが抜けやすくなった」などの声をいただいています。


【まとめ】

人工透析の導入は、数値的な判断だけでなく「日常生活の質」にも大きく影響します。
鍼灸治療は、腎臓の働きをサポートしながら透析を遅らせる・防ぐ可能性を持つ自然療法です。
腎機能の低下を感じたら、早めのケアをおすすめします。

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