血液検査でFSH高値 体外受精に向けて妊娠しやすい身体づくり ケース①
移殖当日に当院鍼灸治療へ
42歳女性、初めて移殖した当日に当院予約。
移植時に鍼灸治療をすることにより、妊娠率は15%上がると言う海外のエビデンスがあります。
この患者さんは、姉妹が病院の体外受精と鍼灸治療で妊娠・出産しているので鍼灸治療を信頼し、来て頂きました。
しかし、結果は残念ながら実りませんでした。
鍼灸治療は、妊娠しやすいカラダづくりが得意です。
もし、治療効果があっても元から妊娠しない卵を戻しても結果に至りません。
案外知られていませんが、体外受精ではもともと妊娠できない卵を戻していることがあります。
見た目はグレードが高くても、もともと着床・妊娠・出産できない卵があるのです。
鍼灸治療で、質の良い卵子を育てるのは医学的に3ヶ月が必要になります。
3ヶ月前から鍼灸治療をすると、卵子の質が良くなるのはもちろん、採卵数が増えることも分かっています。
次回体外受精に向けてカラダづくり
結果は、陰性。
次の体外受精に向けて鍼灸院としてはカラダづくりをしていきます。
採卵に向け、卵子に対する治療も組み込んでいきます。
いい卵を戻しても、母体の状態が整っていないと妊娠は継続しませんので。
現代医学では、【妊娠させる行為】
東洋医学では、【妊娠しやすいカラダづくり】です。
FSHが高かったが正常時に
何回か治療をして聞いたのが、FSHが15.0と高値だったこと。
AMHは0.24~0.25と低いです。
このFSHが治療で9.0まで下がりました。
最近、FSHが下がったと何人も患者さんから聞くようになりました。
今までは考えてなかったのですが、鍼灸治療はFSHを下げる効果があると実感しました。
この事を踏まえ、採卵結果へ。
今までの採卵と今回の採卵
当院に来られるまでの採卵結果は下記になります。
1回目:F施設で採卵できず。
2、3回目:Ⅾ施設で採卵できず。4回目で2個凍結出来る(この2個を移植したが陰性)
44歳の年齢もあり、採卵が難しいです。
当院に来院し、施術を23回後に採卵。
結果は、5個採卵でき、4個凍結へ。
グレードは、3AB、3AB、4CB、3BAです。
今までとは明らかに結果が違います。
あとは移植して陽性反応を。
いよいよ体外受精
これから体外受精に進むので、結果は一ヵ月以内に報告できると思います。
また、同じようにFSH高値の方が正常値にもどり、採卵・移植という方が数名います。
そちらの報告も後日掲載します。