サンビーマーによる抹消血液循環改善(体温上昇)
サンビーマー2台保有
当院は婦人科疾患、または子宝治療(不妊治療)に積極的にサンビーマーを取り入れています。
サンビーマーを保有している施設は、主に不妊治療クリニック。
当院も不妊治療を行っているので設置しています。
サンビーマーは多くの論文発表・メーカー調べにてその効果は実証済みです。
以下、一部の論文発表になります。
サンビーマーによる体表・体内の温度変化並び抹消循環改善結果
1.実験目的
サンビーマーを30分照射する事により、体表・体内の温度がどのように上昇するか。
また、プリケアグラフにより抹消血液循環等の数値がどの程度改善するかを測定。
2.実験準備
①同一条件の2人に体内温度センサーを付け、コップ一杯の水を飲み込む。
②2人(m氏・n氏)ともベッドに仰向けの姿勢でリラックスしてもらう。
③体表部温センサ1個ずつを胃部表面にテープにて固定。
他、同一条件の設定あり。
3.実験結果
①体表温度はサンビーマー照射開始15分頃より、急速に上昇し始める。
②体表温度は20分後から上昇が少し緩やかになる。
また、体内温度は20分後から上昇を始める。
③開始30分で照射中止。
④照射中止15分後から、体表・体内温度ともに徐々に降下し始める。
体表温度 | 体内温度 | |||
MIN | MAX | MIN | MAX | |
m氏 | 36.5℃ | 42.0℃ | 37.6℃ | 39.8℃ |
n氏 | 36.3℃ | 41.5℃ | 37.5℃ | 39.5℃ |
4.結論
サンビーマーを照射する事で以下の事が判明。
①表面温度を5℃前後上げるだけでなく、体内温度も2℃上昇させることが出来た。
②m氏、n氏両名ともに胃・腸には異常がない為、体内温度上昇はそれ程高くはならない。
③抹消血液循環の状況は、m氏、n氏両名とも不十分な状態から15分経過後、やや良好、ならびに良好になった。
照射中止直前の30分後、やや不十分になるものもあったが、まもなく良好状態となり、照射中止後90分後までは良好が続いた。
④活発な新陳代謝並びに血流により、一定温度を保持しようとする「ラジエーター効果」により、照射中止90分後も1℃以上高い状態が継続。
以上のことから、サンビーマーを30分程度照射することにより血流改善、新陳代謝の改善等に効果があると判明。
また、サンビーマーを並行して手技などの治療を併用すると、よりいっそうの相乗効果が得られる事が期待できる。
上記は、奈良県の小池医院調べになります。
サンビーマーに関する記事
サンビーマーの効果は多くの婦人科・不妊症クリニックで効果の発表があります。
今後もサンビーマーの論文発表公開予定です。
また、サンビーマーについては下記ホームページ、Blogにて記載しています。