不妊症と環境因子の関連
不妊症要因
不妊症の原因は根本的に、男性・女性またはどちらもが原因です。
しかし、健康な身体を不妊症にさせる要因はいくらでもあります。
生活習慣、ストレス、食べ物などなど。
不妊の原因を調べる為、子宮を取り出したらシャンプーの成分があり、不妊の原因なっていたと言う症例も。
(シャンプーの成分が毛根から体内に侵入します)
地域差によって妊娠率が違う
住んでいる地域によって妊娠率に差がある事をご紹介します。
地域の差?
住んでいる地域の差は『大気汚染』です。
ハーバード大学の大規模調査より、
「34,832名を対象に自宅の大気汚染レベルとその後の月経周期の調査」、「幹線道路に住むことや長期的にわたってPM2.5濃度の高い地域に住むことの差」
上記2点では大気汚染があると月経障害・妊娠率が低下すると結果が出ました。
また、アメリカの他の機関から大気汚染と妊娠しやすさが調査され、大気汚染に不妊要因があるとされています。
さらに、胎児の細胞のテロメア長(老化マーカー)が短い、男女共に生殖能力が低下するなどの報告もあります。
大気汚染が身体に悪いとは分かっていても妊娠率、生殖機能等に影響があるとは思いもよらぬ結果です。
しかし、住んでいる環境は変えられないもの。
地域差で妊娠率が違う ではどうすれば?
ではどうすればよいか?
アメリカのジャーナリストが「最新科学でわかった創造性と幸福感の高め方」を出版した内容からです。
本の内容には『自然の中にいることで創造性や幸福感が高まる』事を検証しました。
「自然の中で15分過ごせば血圧とストレスが低下して気分が良くなる。45分過ごせば認知機能や活力、塾考する力が増し、3日間過ごせば創造性が50%向上する」と。
森林浴をすると気分転換やストレス解消になることはわかっていましたが、創造性や幸福感まで高まることがわかったのです。
また、予防医学を研究している千葉大学環境健康フィールドセンターの宮崎教授は、環境で気分、不安感、ホルモン、交感神経、血圧、心拍数などの変化を調べました。
結果、環境により左右されます。
教授は、「定期的に自然の中に出かけることにより、生理機能の1つである生殖器にも良い影響を及ぼすだろう」と。
妊娠率を上げるためのネイチャーピラミッド
以下は「ネイチャーピラミッド」の生活指標です。
・毎日:庭、観葉植物、町中の公園で一息つく
・毎週:緑豊かな大きな公園、川辺などでリラックスする
・毎月:ハイキングや森林浴に出かける
・毎年:滅多に行かない場所で大自然に畏敬の念を抱く
環境因子は取り除くことは出来ません。
ただし、他のアプローチで環境因子の負を正にする事が出来ます。
上記のように、緑あるれる所に行く、またはショッピング、運動などの趣味。
負があっても正で身体を良い方向に持って行くことは出来ます。
鍼灸治療も方法のひとつです。