鍼灸師を目指す学生へ
鍼灸業界は古くからあります。
現代医学より。
一般的に2000年前から。
しかし、その鍼灸師としての存在はあまり知られていません。
鍼灸って何に効くの?
整体師は誰でも取得できる民間資格、鍼灸師は国家資格という事を知っている方は少ないです。
一般的に、鍼灸と整体でどっちを選ぶとなったら、整体を選ぶでしょう。
鍼灸治療を知らなかった私ならそうします。
鍼灸治療を受けたことのある国民はたった5%。
ほとんどの人が鍼灸治療を受けたことがありません。
なぜ、鍼灸治療の存在を知らないのでしょう?
単純に今は現代医学の時代だから。
大学病院では、鍼灸治療の効果がわかり治療に取り入れています。
しかし、鍼灸治療はマイナーです。
一部の人たちが、現代医学の限界を知り東洋医学の漢方薬や鍼灸治療を受け、たった5%の受診率の数値が出るのでしょう。
鍼灸学生にとって残念な報告が。
鍼灸師となってから10年後、鍼灸師としてどのくらいの人たちが活動(生存)しているか?
一般企業の10年後の生存率は、5年前は7%台。
今は6%台。
年々生存率が下がっています。
そんな中で、鍼灸師の10年後の生存率はたったの3%台。
100人中たったの3人だけしか鍼灸師として活動してない?
そうです。
97%は生活できなく、鍼灸師を辞めるのです。
どの業界でも新規参入とは、それなりの資金力・実力がないと生き残れないのです。
例えば、
自動車産業に参入した時に、古くからやっているトヨタに勝てますか?
無理ですよね?
新規参入とは皆さんが考えているより難しいのです。
なぜ?
昔からやっている業者は、経験、知識、認知度、資金力などが違うから。
鍼灸治療の良さが知られていないからなのか、鍼灸師のレベルが低いのか、鍼灸師が潰れる割合は高いです。
ある学校は、10年後の生存率を生徒に教えていないみたいです。
もし教えたら、将来性がなく学校を辞めて学校の収入が減るからでしょう。
学校の金儲けのためですね。
では、学生さんが鍼灸師として生き残るためには?
その選択肢はいくつもあります。
・良い師匠を見つける
・学生のうちからいろんな勉強会に行き視野を広げる
・ビジョンを考えておく
など。
個人的には、決して学校の勉強で満足することなく、各勉強会に出席して勉強して下さい。
勉強会に参加するメリットは、知識の習得だけでなく、現場で活躍している鍼灸師の意見を聞けます。
鍼灸師の話を聞けるのは大きな宝になるはずです。
毎年2月には国家試験があります。
受験生の学生さん、国家試験頑張って下さいね。
このブログを見た方にいい鍼灸師になれますよに。