鍼灸治療でFSHが低下 採卵・体外移植へ
鍼灸院に来られる方の悩みは?
・移殖に向けて採卵が出来ない(空胞、採卵しても分割しない)
・子宮内膜が厚くならない
・基礎体温がガタガタ
・ホルモン値が正常にならない
などなど。
鍼灸院には、結果がなかなか出ない方が多く来られます。
病院、クリニックとは違い、鍼灸はカラダづくりを得意とします。
カラダが出来てないのに良い結果は出ません。
今回、同じ日にFSHが高かった方(FSH:13.0→7.0、FSH:15.0→9.0、FSH30.0→10.5)から数値が下がったとの報告でこの記事を上げることにしました。
同じようにFSHが高く悩まれている方は多いと思います。
3つの症例を参考にして頂ければと思います。
鍼灸治療でFSHが下がった症例①
31歳女性。
大宮のクリニックで「FSHが13と高く、妊娠できない」と言われショックを受ける。
所見:軽度子宮内膜症、AMH0.33、冷え性、月経時症状(+)、月経前症候群(++)
経血:ややドロドロ、血塊:小指大、月経色:やや黒い
治療:3回目の診察時に月経の状態が改善していることを確認
後日の診察時にFSHが7.0に低下したと伺う。
今後採卵予定。
鍼灸治療でFSHが下がった症例②
42歳女性。
AMH0.24~0.25で通院病院から「低刺激法の治療をする施設に転院した方がいい」と言われる。
所見:採卵2回(1回目:5個中4個空胞、残り1個の卵育たず、2回目:4個中2個移植へ、2回陰性)
経血:ややドロドロ、血塊:粒状、月経色:やや黒い
治療:1回目から下肢症状(かったるい、浮腫)が改善
その後、FSHが15→9.0に下がったと報告
今後採卵予定。
鍼灸治療でFSHが下がった症例③
44歳女性。
人工授精9回で結果が出なく、体外受精へ。
1回目に採卵できたが分割停止し、2回目の採卵に向け治療中。
FSHが30.0と高値だったが10.5へと下がる。
今後採卵予定。
鍼灸治療でFSH低下を考察
鍼灸の学会発表等でFSHが下がった報告はみたことがありません。
今回は同じ日に2人FSHが下がった。
別の日にもFSHが下がったとの報告があり今回のブログに至ります。
当院が今年5月辺りから、不妊治療の治療内容を見直しました。
その結果として、あからさまに妊娠率が上昇していると体感できています。
当院は、経絡治療で根本的な体質改善。
そして、エビデンスのある不妊専門治療機によって効果を上げていると思われています。
また、下肢循環量回復、下肢老廃物排出の手技を取り入れたことがFSHを下げた一番の要因になっているのではと思います。
その手技は伝統的な鍼灸手技ですが、行っている施設は少なく、鍼灸師でも行ったことがないのが現状です。
今回の3人の採卵・移植結果が出たら再度投稿します。
採卵数・卵子の質・移植結果を今しばらくお待ちください。