鬱や精神疾患に対して朗報 今からでも遅くはない脳を刺激する方法
鍼灸治療で出来ること
鬱や精神疾患に鍼灸院にできる事は、精神的要素で交感神経優位を副交感神経優位にし、精神を落ち着かせること。
体の緊張・凝り・冷えなどの不快症状を軽減し、精神的に落ち着かせること。
この2点です。
治療を続けると、ココロもカラダも改善していきます。
鍼灸治療は心身ともに治療ができるのが強みです。
当院では、セルフケアの事も指導します。
鍼灸治療は効きますが万能ではありません。
治療の効果を持続、より高めるためにセルフケアの指導もさせてもらいます。
どのような指導か?
例えば、次項目のようなエビデンスがあることをお伝えします。
今回は【脳を鍛えるためには運動しかない】の内容をご紹介します。
ご参考にして下さい。
賢人の習慣(余談)
物事を考るなどの頭を働かせたい時にあなたはどのような環境を作っていますか?
皆さんご存じのベートーヴェンは歩きながら作曲していました。
アップルの元CEOであるスティーブ・ジョブズ氏は何か貴重な話をする時、考えをまとめる時は公園などを良く歩いていました。
小説家の村上春樹先生は毎日10㎞走っています。
他にも多くの方が、動きながら大事な考えをしていることはあると思います。
この【動き】がキーポイントです。
人間は動いている方が心身共に健康的にいられます。
反対に、じっとしていると・・・。
ハーバード大学調べ
ハーバード大学医学教授のジョン・レイティ氏の調べからです。
運動が次のような4つの効果をもたらすと発表しています。
1.運動は体にも精神にも脳にもいい
運動のメインは精神や脳に非常にいい影響を与えます。
実際に運動しないと筋肉と同じように脳も委縮します。
なぜ運動するとのうにいい?
運動することにより、BDNF(脳由来神経栄養因子)がたくさん分泌されます。
BDNFは海馬に置く存在し、記憶力や集能力向上しニューロンを新しく作り、シナプスの電卓効率を上げる物質
簡単に言うと、脳に活力を与えることができる
BDNFは鬱やパニック障害などのメンタル疾患になりにくく、ストレスも解消されます。
アメリカシカゴのネパーヴィル校で授業前に体操やランニング、ダンスなどの有酸素運動をすると、成績が17%アップ。
さらに、肥満率や血圧、心拍数も改善
2.運動は精神にもいい
運動した後って気分が良くないですか?
運動することによりセロトニンが分泌され、不安が薄れ精神安定につながることが分かっています。
因みに誰かと一緒にいるだけでもセロトニンが分泌され落ち着きやすいです。
運動することにより、ストレス、パニック障害、鬱、ADHD、依存症、社会不安障害などにも効果があると大規模調査で証明されています。
うつ病などで精神が病んでいるという事は、運動不足という事。
家の中で何もしないでベットに寝転ぶ、スマホをいじるなど何もしないと精神はどんどん病みます。
実際にうつ病の人に運動をさせた実験では薬より運動のほうが精神安定をさせる効果が高いことが分かっています。
しかも、薬のように副作用がありません。
3.運動しないと脳は劣化する
脳を劣化させる3つ
・運動不足
BDNFが分泌される、反対に運動しないとBDNFが分泌されず脳が劣化していく
・加齢
歳を取るにつれ物忘れが激しくなったり、認知症になるのは加齢によってBDNFが減っていくからです。
※40歳以上になるとBDNFが減り運動しないと脳の劣化が早くなる。週二回以上運動をすると、認知症の確立が50%も下がることが明らかになっている
・ストレス
ストレスによって脳内でコルチゾールが分泌し、BDNFを減らします。
4.運動しないと脳が劣化する
具体的な運動
週4回30~60分の有酸素運動するのがベスト
※有酸素運動・・・ウォーキング、エアロバイク、水泳、ダンスなどの息が少し切れる運動
まとめ
運動するとBDNF分泌で脳が活性化する
運動はうつ病を治す
運動しないと脳が劣化し認知症になる
ストレスや不安から逃れるには運動するしかない
有酸素運動を週に4回以上、30分~60分やるべき