不妊症でも運動効果で妊娠率上昇
目次
アメリカの不妊症に対する運動調査
アメリカの「看護師健康調査」の結果から
身体活動と卵巣機能の関連調査です
対象者は26万人の女性
ほとんどの女性は、週に1時間以下しか活発な運動をしていませんでした
この調査での「活発な運動」とは?
ジョギング、サイクリング、エアロビクス、テニスの事です
調査の結果は、活発な運動は排卵障害を予防することが分かりました
1週間で活発な運動を1時間するごとに、排卵障害による不妊症のリスクは7%低下しました
また、リスクがもっとも低下したのは、
1週間に少なくとも5時間の運動を行ったときでした
早歩きのウォーキングやその他の穏やかな運動では、
活発な運動のときほど妊娠率は高まりませんでしたが、健康にとってはプラスです
不妊症のための運動が逆に注意?
ただし、注意が必要な方がいます
痩せすぎの人が、激しい運動をすると生殖ホルモンが卵子の成熟や排卵、
そして、妊娠のための条件を整える事を阻害します
詳しくは下記記事で
見出し
これは、体のエネルギーが不足すると、体内のエネルギーを妊娠に費やす生殖機能より、母体自体にエネルギーを供給するためです
エネルギーを考えると、低体重の人の生理周期が乱れやすいと言う事も関連が出てきます
運動はした方が良いと分かっていても、なかなか行動には移れません
仕事、家事、子育てなど忙しく、時間が足りない
しかし、どこかで踏み出さなければ現状は変わらないかもしれません
もし、このBlogがきっかけで取り組めたら幸いです
当院来院の方には、この他の妊活中の運動(食事・生活リズムなど)に関しての情報は提供しています
また、他院で治療中の方は担当の先生に尋ねるのが良いでしょう
「これやったから妊娠」ではなく、「これやったから数%妊娠に近づく」と、無理なく取り組みましょう