子供に影響する父親の遺伝的要因
赤ちゃんを授かるために女性は妊娠前・中にアルコール、薬など摂取するものは気になると思います。
では、男性で気にしている人はどのくらいいるか?
ほぼいないでしょう。
そんな中、興味深い研究発表が。
学会誌American Journal of Stem Cellsの発表です。
「赤ちゃんの先天異常と、父親の年齢やアルコール摂取量、ライフスタイルなどの要因に大きな 関連性がある」と。
研究を率いたJoanna Kitlinska氏は述べます。
「母親の栄養、ホルモン、精神状態など、赤ちゃんの内臓、細胞反応、遺伝子を大きく左右することは知られています。
今回の研究は父親に関しても同様であると示しています。
父親のライフスタイルや年齢が、赤ちゃんの遺伝子機能をコントロールする分子に影響を与えています。」と。
また、父親の年齢が、子供の統合失調症、自閉症、先天性欠損症などに影響しているほか、肥満の父親とその子どもの糖尿病、脳のがん、代謝の問題に関連性があるとされました。
さらに、父親の心理社会的ストレスと子どもの問題行動に関連性が見られるほか、父親のアルコール摂取量と子どもの出生体重の減少率、脳の大きさの減少率、認知機能の低下に関連性が確認されています。
今まで、子どもに対する父親要因は軽視されていました。
しかし、この研究により少なくとも受精する数カ月前の段階から、男女共にアルコール・ライフスタイル等、気を付けなくてはいけない事を示します。
優鍼治療院 森田喜紀
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