不妊症必見 男性不妊症は生活習慣の見直しだけでも改善しやすい 即実践へ
男性不妊症は意外と多い
ここ最近、男性不妊症が多いことが各情報でもやっと出てきました。
男性不妊症に対しては、専門医が少ないため詳しいことが分からなかったのです。
女性不妊症の専門医でさえも。
鍼灸治療で多くの女性を診させて頂くと、「このカラダには問題ない」と思うことが度々あります。
今まで、なかなか結果の出ない方の旦那さんに協力して頂いたことがあります。
例えば、
ケース①
一年近く女性不妊症として治療。
体外受精は4回。
旦那さんの精液検査は問題なし。
男性不妊症の可能性を説明し、旦那さんに男性不妊症の専門医に見て頂きました。
結果、両側の精索静脈瘤が判明。
すぐに手術をして頂き、後日採卵後の体外受精で陽性になり、出産に至りました。
ケース②
女性不妊症疑いで一年半治療。
結果が出ず、旦那さんの治療を2回お願いし、精子の運動率がよくなる施術をする。
その後、タイミングで妊娠・出産。
ケース③
女性不妊症として、一年半以上治療するが結果が出ず。
その後、離婚。
半年後に再婚され、すぐに妊娠・出産。
ケース①、②、③とも奥さんの病院では精液検査に問題ないと言われる。
しかし、結果をみると男性要因だったことが。
WHOでも男性不妊症由来は半分としています。
不妊治療では、男性側にの協力不足が多いです。
統計調査では、不妊治療で男性が治療している方は、女性の1/15しかいません。
もっと男性側が積極的に不妊治療に向き合えば、早期にいい結果がでるでしょう。
男性不妊症の原因
一般的な男性の検査は、精液検査になります。
精液量、濃度、運動率など。
これに問題があると、詳しい検査で下図のような症状が判明することがあります。
女性不妊症治療の男性パートナーがやる検査は、見た目だけの精液検査です。
精子の見た目だけでは【質】は判断できない
見た目の精液検査と質には相関がある。
ただし、絶対ではありません。
見た目ではわからないことが多くあります。
例えば、結婚条件で【高収入】、【高身長】、【高学歴】だけで結婚できますか?
見た目の条件は最高ですが、中身の性格はどうでしょうか?
マザコン、オタク、不潔、DVなど中身に問題があるかもしれませんよね。
精子もそうです。
見た目だけでは判断できないことがあります。
精子の頭部にはDNAが詰まっています。
見た目は良くても中身のDNAの質が悪いことがあります。
以前、不育症の原因は女性に問題があるとされていましたが、男性パートナーも検査してみると問題があるとのエビデンスが多くあります。
精子のDNAが多少損傷していても卵子が補整して卵子の分割ができます。
しかし、精子のDNA損傷が酷いと卵子が補整しきれず卵が分割していきません。
結果、不育症として流産に。
病院では積極的に男性不妊症に対しては考えない
女性不妊症治療病院・クリニックでは簡単な精液検査しか行いません。
なぜか?
先生が男性不妊専門でないからで、専門の高額機器で施設の負担になるからがあります。
しかし、近頃は男性不妊症も取り入れている病院・クリニックが増えてきました。
【不妊治療の先生方も女性だけ治療しても】とわかっているのです。
日々、国内外のエビデンスで理解しているはずです。
冒頭であげた不妊症の男女比でも明確ですよね。
WHOでは半分は男性が要因であるとしているのに、女性専門クリニックではそのことには触れてないでしょう。
これをするだけでも男性不妊症改善 比較試験より
服装を工夫するだけでもカラダの状態を良くすることが出来ます。
下記は、ハーバード大学の研究結果になります。
テーマ:男子の下着のタイプと精液所見の関係性
内容:ゆったりとした下着(トランクス)とフィットしている下着(ボクサーパンツ)を履いている男性の精子の濃度、総精子数を比較
対象群:病院で不妊治療をしている男性パートナーを過去3ヶ月間にどのような下着を履いていたか調査
ゆったりとした下着:345名
フィットした下着:311名
結果:ゆったりとした下着の精液検査は、精子濃度25%、総精子数17%、総運動精子数33%、それそれ多い
さらに、男性のFSHは精巣に対し精子を造れと指令を出します。
そのFSHも改善し、精子自体が改善します。
精子は熱に弱いと言われていましたが、そのことが比較試験で優位差としてでました。
男性はゆとりある下着に変えるだけで精子が改善しますので是非試してください。
※他にもセルフケアで精子改善することを記事にしています。ブログをご覧ください。
当院ではタイミングに合わせても治療します
鍼灸治療でも精子の改善は出来ます。
今まで男性不妊で来られた方は何人もいます。
ほぼすべての方が改善しています。
また、特殊な臀部に対しての刺激方法により、精子の運動率が上がることがエビデンスとして出ています。
不妊症の原因には男性由来も隠れているかもしれません。
女性に負担をかけないことを考えたら、男性も治療(セルフケア)をする必要があります。